ISBN:4062734931 文庫 福井 晴敏 講談社 2002/07 ¥730

圧倒的スケールで描く三賞受賞の傑作。
在日米軍基地で発生した未曾有(みぞう)の惨事。最新のシステム護衛艦《いそかぜ》は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。交わるはずのない男たちの人生が交錯し、ついに守るべき国の形を見失った《楯(イージス)》が、日本にもたらす恐怖とは。
日本推理作家協会賞を含む三賞を受賞した長編海洋冒険小説の傑作。


買ったキッカケは本屋での立ち読み。
序章の「如月 行」を読み終えたら、足が勝手にレジへw

如月行電車、ドアが閉まります。
これ、最初なんだかわからんかったけど行き先と名前をかみ合わせたオヤジギャグだったのね。
オヤジギャグ?福井晴敏がオヤジってことで!

帰りながら「宮津 弘隆」の項を読んだが、こっちの方が買う気にさせるなぁとか思った。

「若くして共産主義に傾倒しない者は情熱が足りない。
年を取って共産主義に傾倒しているものは知能が足りない。」
イギリス元海相・元首相のチャーチルが発言したらしいが、ソースは未確認なり。
この言葉はもはや現代では通用しなくなりつつあると思う。
中学生でも某国がそういった主義にとらわれて、日本以上の人口を持ちながら、悲惨な国土となっていることに気づくはず。
話を戻すが、如月の奇妙な幼少期での体験は複雑化した日本の育児体制の一例になるかもしれない。
すでに一例の可能性も高いと思われる。

つまり。
「仙石」の頃は、若くして世間が、そして世界が平等でないことから現体制に反抗していたとするなら。
「行」は、若くして世間が、そして自分が恵まれないことから世間に対して反抗及び拒絶反応を示す。

世界で共産主義が錆びれて、日本が変わったのか?

自民にも民主にも教育・育児関係の改革はなかった。
現代に生きる人は、仙石のように興味がなかったらしい。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索